「7回読み」のやり方&実践へ向けてアレンジ
漫画のことだけを書こうと思っていたのですが、ときどき自分の中に湧き起こる勉強法ブームがやってきたので、それ系の話も書くことにしました。
話題になっている「7回読み」の本。
こういうタイトルの本は買うのがかなり恥ずかしいのですが、立ち読みをして納得できる部分もあったので購入しました。
ほとんどが「私の勉強ヒストリー」に割かれていて、そこは前作で読んでいたので読み飛ばしました。(前作→天才とは努力を続けられる人のことであり、それには方法論がある)
今作には、7回読みの方法がもう少し詳しく書いてあったので、これから実践するに当たってメモしておきます(少し自分の言い方に直してあります)。
7回読みの方法
<1回目>
文章にも目を通すが、基本的には「見出し」どうしの関係を把握する。
<2回目>
全体を流し読む。「こんな話が、こういう順番で書いてある」ということを把握する。
<3回目>
基本的に2回目と同じ。
<4回目>
文章中のキーワードを意識して読む。ただし、それを「理解しよう」「覚えよう」としない。
<5回目>
基本的には4回目と同じだが、キーワードがどのように説明されているのかに目を向ける。
<6回目>
ディテールにも目を向ける。
6回目以降は「答え合わせ」の感覚を持ちながら読む。「そうそう、このキーワードの意味はこうなんだ」「このキーワードとこのキーワードの関係はこうなんだ」などと思いながら読む。
<7回目>
6回目まででだいたい本が写し取れているはずなので、7回目では不鮮明な部分をしっかり定着させる。
*7回読みを1日でやるのがベスト
よく分からんけど実践してみた
上の方法に割かれたページはたったの4ページ。よく分からん。もっと詳しく書いてくれ。
でもまあ、最初のほうの、流し読みをして「見出しどうしの関係を把握する」「キーワードを意識する」という部分は、以前挑戦したフォトリーディングの方法でも似たようなものがあったので、とりあえず実践することにしました。
今回は試しなので「キャンベル生物学」の第15章(18ページ分)を読みました。
短いので1~4回はテンポ良く進み、全体像の把握はできました。が、5回目以降のやり方がよく分からない。というか、「流し読みじゃなくて、じっくり通して読みたい!」と思い始めイライラしました。
著者の言う「流し読み」って何なんでしょうか?文字全部に目を通しているのか、飛ばし読みに近いのか。
本書には「300ページを30分で流し読みができる」と書いてあります。これは1分間で10ページ、つまり1ページを6秒で読んでいます。これは全部の文字に目を通してなさそうですね。う~ん、どうしよう。
自分流にアレンジ
何度も繰り返し読むところは記憶の定着の点からも納得ができるので、7回読みを自分流に少しアレンジすることにしました。
1~4回目までは「7回読み」の方法をとります。5回目は少し時間がかかるけど、ほとんど飛ばし読みをせずに通読します。6回目以降は復習の意味をこめて、キーワードや忘れている箇所を確認をする。
とりあえずこの方法で教科書等を読んでいこうと思います。
「7回読み」の勉強法としての問題点
7回読みは、著者が中学時代からしっかり勉強してきて編み出した方法です。長年努力を積み重ねてきた著者が「誰にでもできます」と言っても説得力がありません。
しかも、この方法は著者本人しか実践していません。家庭教師や塾講師としての指導経験やエピソードがあればよかったのですが…。著者自身にしか合わない方法かもしれません。
そういった意味では、安河内哲也さんの著書のほうが断然参考になります。様々な勉強のコツが紹介してあり、合ったものを実践してくださいというスタンスです。しかも決して奇をてらった方法ではなく、あくまでも王道です。
あと、勉強法の本ではこちらもよく読み返してます ↓
「7回読み」については少し批判的に書きましたが、何度も繰り返し目を通すという点に関しては大賛成なので、今後自分なりに少しずつアレンジを加えて勉強を進めていこうと思っています。また報告します。