漫画読者としてできること
漫画好きにとって胸が締め付けられるような書き込みがありました。
ジャンプで連載を持っていたであろう漫画家さんの書き込みです。
ジャンプに連載を持っていても原稿料と印税だけでは苦しく、漫画家という職業はこの方にとっては夢のある職業ではなかったようです。
主に編集者への恨み言です。
出版不況の中、編集者だけがおいしい蜜を吸い続けていると感じているようです。
他の出版社でも同じ状況なのか、他の漫画家でも同じように感じている人が大勢いるのかは全く分かりませんが、漫画好きとしては漫画家という職業が夢のある職業でなくなるのがすごく切ない。
この漫画家さんは少なくとも一度はジャンプに連載を持っていたんだろうから、技術もあるし光るものは持っているんだと思います。漫画家をやめてしまうよりは、他の出版社で連載にこぎつけるとか何か解決策を模索して欲しい。
水上悟志先生からのコメント↓
家賃8万以下の部屋に住み、月刊誌で24pの連載を一本持ち、アシスタント無しで一人で描きなさい。さすればあなたのお腹は満たされるでしょう。 >漫画家やめたい http://t.co/1Cng30EcsT
— 水上悟志(戦国妖狐web移行) (@nekogaeru) 2014, 10月 26
多くの漫画家はこのスタイルでやっているのかもしれません。
編集者の取り分のことについては読者はどうすることもできないので、読者としてできることを考えてみました。
読者ができること3つ
面白い漫画を読み続けるために実行しましょう。
1.とにかく単行本を新品で買う
学生なら中古で買うしかないかもしれませんが、社会人であればできるだけ単行本を新品で買いましょう。そうしないと印税が漫画家さんに入りません。
マンガボックスやジャンプ+で無料で読めるような漫画をわざわざ単行本で買いたくないと思うかもしれませんが、単行本が売れないことにはこの先無料で読めなくなりますよ。
2.雑誌を買う。雑誌を買ったらアンケートハガキを出す
単行本派がかなりいると思いますが、好きな漫画が載っている雑誌をひとつでもいいので定期購読するといいと思います。いろんな作品が読めてお得だし、アンケートハガキを送れば、毎月編集部と作者に「こんなに楽しみにしているんだよ」とダイレクトに伝えることができます。
最近はWeb上で感想を送れるシステムを採用している雑誌も多いので切手代の心配もありません。しかも雑誌によりますが、応募者が少ないのかプレゼントが結構当たります。
昨年のTwitterのまとめです。日本橋ヨヲコ先生の書き込みに涙が出そうになります。
3.気に入った作品はいろんなところで宣伝する
周りの友達や家族に紹介しましょう。そして、ブログやSNSで感想を書きましょう。一人でも多くの読者がつけば、その漫画がもっともっと面白くなるかもしれません。
みなさん頑張りましょう。
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