百合系ロボット漫画、「となりのロボット」
一押しのロボット漫画がやっと単行本化されました~。
プリンセスGOLDに連載されていた西UKO先生の「となりのロボット」です。
新書サイズではなく大判サイズ(A5)です。
内容
人間に近くなるようにプログラムされた実験用ロボットのヒロちゃん(表紙の右のコ)と人間のチカちゃんの恋の物語です。
二人はチカちゃんが4歳の頃に出会います。チカちゃんが中学生、高校生へと成長してゆく隣にはいつもヒロちゃんがいます。ヒロちゃんは成長期の少女からたくさんのことを学び、より人間に近いロボットへと進化してゆきます。
チカちゃんはヒロちゃんに恋をしているのですが、相手はロボットなので、そのことで苦しい思いをします。 しかし、ロボットのヒロちゃんにとってもチカちゃんは特別で、ロボットなりのチカちゃんへの思いが要所要所にでてきます。
おすすめポイント
SF的楽しみ方もできる
帯にも単行本裏にも恋の話であることを前面に押し出していますが、ロボットの仕様などの細かい説明も出てくるので、「へ~、なるほど~」的な楽しみ方もできます。
4歳のチカちゃんに合わせてヒロちゃんの内部辞書が小児用に切り替わったり、ジグソーパズルを完成図からピースの座標を割り出したりします。
周囲の人々
ヒロちゃんを実験体にしている研究所の人達のドタバタも結構楽しいです。チカちゃんの行動や、チカちゃんに影響を受けたヒロちゃんに振り回されます。
二人の少女の恋心
チカちゃんの切ない恋心も良いです。少女時代の貴重な時間を大好きなヒロちゃんと過ごしたいという思いに目頭が熱くなりました。
しかしそれ以上に良かったのが、ヒロちゃんの内部で起こる反応です。研究者達が不可解だと思っていたヒロちゃんの内部のデータが、実はチカちゃんへの思いの表れだったりします。
ゾクッとすると同時にちょっと感動して涙が出てしまいました。
西UKO先生
今回紹介した「となりのロボット」で初めて作品を読みましたが、他にも百合系の作品を描いているようです。
洋服コレクターの女性と本コレクターの女性の恋愛4コマ。面白そうですね。コレクターという設定にも惹かれます。
こちらも大人の女性同士の恋愛物語だそうです。Amazonでの評価もすごく高いみたいで、百合自体にはあまり興味のない私ですが、読んでみたいと思いました。
まとめ
「となりのロボット」の百合的な部分について、実際に百合の方や百合好きの方がどう感じるか気になります。
ただ、百合に特に興味のない人でも十分に楽しめる素晴らしい作品なので、ぜひ読んでみてください!!