ますの好きな漫画ランキング~岩明均編~
前回の記事で宣言したように、テーマを絞って漫画を紹介します。
最初にお断りしておきますが、客観的にどちらが優れているかということではなく、あくまでも主観に基づいたランキングです。
<ルール>
・完結した作品のみを扱い、連載中の作品はランキングには入れない。
・短編は作品ごとではなく単行本として扱う。
一人の漫画家の作品を全て(単行本化されている作品のみ)読んで、自分のランキングを作成しました。
今回は岩明均作品を紹介します。
最近では、映画化、TVアニメ化で話題になっていますね。
では、全6作品のランキングです。
(なお、画像はAmazonアフィリエイトにリンクしております。)
第6位 骨の音(短編集)
80年代に描かれた短編集。シリアスな作品が多い。「ゴミの海」「指輪の日」が好き。
第5位 風子のいる店(全4巻)
自分に自信のない女子高生風子の日常を描いた成長物語。30代40代の方は懐かしい気持ちで読めると思います。読後は、「ちっぽけな人生だけど地道に前向きに生きていこう」という気持ちになりました。
第4位 ヘウレーカ
戦術や、アルキメデスの考案した巨大な武器が面白い。少し前にNHKでラジオドラマ化されましたが、絵を見ないとよく分からないシーンが多く、なぜラジオドラマ化したのか謎でした。
第3位 寄生獣(全10巻)
全く飽きの来ないストーリー展開がすばらしい。見た目がさほど可愛くないミギーですが、物語が進むにつれて愛着が湧いてきます。ただのバトルものではなく、普通の高校生だった主人公が自分なりに悩む姿がよかった。いろいろと考えさせられる話でした。完全版には読者からの質問に対する回答が載っており、「なるほどな~」と納得させられました。
第2位 雪の峠・剣の舞
「雪の峠」「剣の舞」の2作品が収録されている中編集。どちらも史実に基づいた歴史モノで、話としては地味なのですが、ラストに「あ、そうだったのか」と少しゾクッとします。
第1位 七夕の国(全4巻)
超能力、民俗学、SF展開などの要素がうまく絡み合った作品。謎だらけで、ミステリー小説を読むような感覚でいっきに読めます。謎が徐々に明らかになっていくストーリー運びは見事です。おすすめ。
以上、どれもこれも名作です。
現在連載中の「ヒストリエ」(連載中、既刊8巻)
アレキサンダー大王の書記官エウメネスが主人公の話。
こちらもかなりの面白さで、この調子で完結すれば、私の中で1位になりそうな予感。
エウメネスの戦術のうまさはスカッとするし、生い立ちや別れや再会などのシーンでは胸にこみ上げるものがあります。
いかがだったでしょうか。
人によっては「寄生獣」や「風子のいる店」が1位に来るかもしれませんね。
次回は誰の作品を紹介するか考え中。
ほどよい作品数・巻数となるとなかなか難しいですね。