ダメなオッサンが可愛い、「夜の須田課長」
電子貸本Renta!の広告で何度も表示されるのでクリックしてしまいました。
広告を見た段階では「BLかな?ちょっと枯れたオッサンがいい感じだな」と思っていたのですが、BLではありませんでした。Renta!で無料サンプルを読んだところ面白そうだったので48時間レンタルで読んでみました。
内容&感想
COMICリュウに掲載された短編集で、表題作の「夜の須田課長」がデビュー作です。
6つの短編が収録されています。
- 夜の須田課長
- 浅岡くんのえす
- ちか子ちゃんの父
- ムネチカくんの駄々
- あやちゃんのデブ
「あやちゃんのデブ」以外はちょっと変わったダメ男が出てくるお話です。
須田課長は家庭内で建前でしか生活できていないストレスから、奥さんとの性生活がうまくいってません。ストレスが溜まりすぎて本音と建前がぐちゃぐちゃになり、部下と体の関係を持ったことを奥さんに報告してしまいます。それが原因で奥さんに逃げられるダメ男。部下との浮気が会社にばれて(自分でばらした)、説教をしてくる上司に向かって「うらやましいですか?」と言うシーンはちょっとした快感があります。
浅岡君は彼女のパンツが欲しいけど言い出せない。
ちか子ちゃんのお父さんは娘に彼氏ができたことが許せない。
ムネチカ君は奥さんが妊娠してお腹が大きくなったことでなぜか自分を責めてしまう。
どれもこれもダメな男なのですが、グチグチ悩んで面倒臭そうなところが可愛い。
男性が読んでも楽しめると思いますが、特に20代後半~40代の女性におすすめです。
クマザワミキコ先生
武蔵野美術大学日本画科卒の画家でもあります。漫画家と画家の両方の活動をされています。
2冊目の単行本は「夜の須田課長」とは全く種類の異なるお話のようです。こちらも面白そう。
Renta!がおすすめ
Kindle版は500円ですが、Renta!では48時間1チケット(100円)で読めるので、サクっと1回だけ読めればいいという方におすすめです。