恐竜発掘の夢に向けていろいろ直します、「修理(なおし)もん研究室」
「キッテデカ」で味をしめて、寺沢大介先生の「修理(なおし)もん研究室」(全2巻)を購入。なかなか読みごたえがあったので紹介します。
寺沢大介先生と言えば「ミスター味っ子」「将太の寿司」が有名ですが、今回紹介する作品のように長期連載ではない作品もちらほらあるみたいです。
内容
主人公の七尾子門(45)は古生物学を研究する大学教授です。古生物学研究は日本では流行の学問ではないため、なかなか予算を獲得できません。しかし発掘にはお金がかかる。どうにかしてお金を稼ぎたいと思い、お椀、鞄、ラジカセ、神輿など様々な物の修理を請け負います。
元々持っている知識に加えて、依頼人のちょっとした話からアイデアを思いつき修理を完成させていきます。
そして物語は徐々に本業の発掘研究のほうにシフトしていきます。
感想
1つ1つの修理の過程は蘊蓄満載で楽しかったです。
さらに、古生物学研究室の雰囲気が味わえたのも良かったです。学生の頃に所属していた研究室のことを思い出し、初心に返ることができました(寺沢先生はかなり取材と下調べをしている感じがしました)。
そして何と言っても、主人公がライバルでもある大御所の先生に言われた一言がグサリと来ました。
切羽詰まれば これだけのことができるのに、今までのんべんだらりとさぼりおって・・・!!!
耳が痛い (;´Д`)
この一言で主人公が気持ちを新たに決意します。
やるべきことを、やらなきゃいけないんだ。
そうだ・・・!!できることから、ひとつずつだな・・・
初心を忘れて日々をなんとなく過ごしている方におススメです。
今後読みたい寺沢大介先生の作品
現在イブニングで連載中の「将太の寿司2 World Stage」は読んでいるのでいいとして、やはりまずは「喰いタン」(全16巻)ですかね。
あと、「ドクターメシア」(全1巻)というスポーツドクター漫画も気になります。