ますメモ

おもに漫画について思ったことを書きます。本の感想もときどき。

コロコロコミックスなのにブラック過ぎて素敵、「魔石商ラピス・ラズリ」

コロコロと言えば「妖怪ウォッチ」ですね。

アニメと同様に漫画も良いデキで、ギャグ漫画としてかなり面白いです。

まさか36歳の自分がコロコロコミックスで満足できるとは思いませんでした。

そんなことがあってから、小学校低学年向けの漫画も侮れんなと思い少しアンテナを張っています。

で、こんな漫画を見つけたので紹介します。

魔石商ラピス・ラズリ(1) (てんとう虫コミックス)

魔石商ラピス・ラズリ(1) (てんとう虫コミックス)

 

 別冊コロコロに連載中で、現在2巻まで出ています。

 

内容・感想

1話完結型。

謎の宝石店タリスマンの店主ラピス・ラズリから、同名の宝石を「何でも願いが叶う」と言われて譲り受ける小学生。

大喜びで願い事を唱えますが、思った通りに事が進むのは最初だけで、ラストは毎回悲惨な状態になります。

例えば、走るのが速くなりたいと思って「誰よりも速くしてくれっ」と願った少年は、最後は誰よりも早く老いてしまい、先生達に「小学生の体操服を来た変態じじい」として警察に突き出されます。

ひ、ひどい。

店主ラピス・ラズリの目当てはこのときの絶望感です。

あなたの絶望が、わたしの願望なのです。最後にまぶしいくらいの絶望を、ありがとうございました。またのご来店をお待ちしていますよ。来世でね。

と決まり文句で締めくくります。

まるで「笑ゥせぇるすまん」の喪黒福造。

コロコロなのにえらくブラックで笑ってしまいました。

かわいい絵なのにブラックな内容で、そのアンバランスさがいい感じです。

 

桜ナオキ先生の他の作品

「魔石商ラピス・ラズリ」の前にレイトン教授とユカイな事件」(全4巻)を描かれていますね。 

レイトン教授とユカイな事件 第1巻 (コロコロドラゴンコミックス)

レイトン教授とユカイな事件 第1巻 (コロコロドラゴンコミックス)

 

Amazonレビューでの評価も高く、こちらも絵に似合わずブラックな内容のようです。

絶賛しているファンの方もいるようです ↓

う~ん。こっちも読んでみたい。