ますメモ

おもに漫画について思ったことを書きます。本の感想もときどき。

シンガーソングライターしか認めない??

職場の同僚と話していたときのことです。

同僚Sさん(男性、30代)の娘さんが「アナと雪の女王」にはまっているという話がでたので、そういえばと思って「May Jってなんで嫌われてるの?」と訊いてみました。

私自身はこの映画をまだ見ていないし、最近は歌番組も見ていないのでMay Jがどんな感じで番組に出演しているのか知らないのですが、ネットの情報によるとどうも嫌われているらしいんですよね。以前有線放送のJ-HOUSEというチャンネルで1曲だけ聴いたことがあるのですが、歌うまいしクセがなくていいなあと感じていたので、なぜ嫌われているのか不思議でした。

May J. BEST - 7 Years Collection -  (ALBUM+DVD)

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Sさんによると、May Jは自分の歌でもないのにでしゃばり過ぎなんだそうです。

カラオケプロアクティブというあだ名をつけられたりもしているみたいです。

その流れでSさんが

「俺は自分で作った歌を自分で歌う人しか認めない」

と言い放ちまして、驚いてしまいました。

 

一瞬「まだそんなことに拘っているの?」と思ってしまいました。私自身、学生の頃はBUMP OF CHICKENとかL'Arc〜en〜Cielなどを好んで聴いていたので、そりゃボーカルが作った曲じゃないと嫌でした。しかしアニソンやアイドルソングをよく聴くようになった今では、そんなのどうでもいいと思ってます。なので、シンガーソングライターじゃないと嫌という感情は若者特有の一時的なものだと思っていたのですが、そういうものではないんですかね。

 

たしかにロックバンドの歌う曲が本人作じゃなかったら興醒めですが、他の歌手はどっちでもいいような気がします。歌の上手い人が作詞作曲の才能があるとは限らないので、いろんな人が協力していい曲を作ればいいと思うんですよね。

 

私は中森明菜が大好きなのですが、彼女は他人が作った曲を歌うときにその曲(物語)の中の人物に完全になりきっているように見えます。それがもう見事で、DVDを見ながらうっとりしてしまいます。だから余計に「シンガーソングライターじゃないとダメ」というようなことを言われるとカチンと来ちゃいます。まあこだわるのは人の勝手ですけどね。

 

ちなみに日本の代表的なシンガーソングライターは例えば誰かなと思って検索したところ、Wikipediaのカテゴリー内に1,467ページもありました。そんなにいるのか。

Category:日本のシンガーソングライター - Wikipedia

 

漫画の場合も同じ

漫画も原作と作画担当が分かれていることがよくありますけど、分担することでより良い作品ができることはいくらでもあるので、こだわるところじゃないと思うんですよね。

 

テラフォーマーズ」の原作者である貴家悠(さすがゆう)さんは、元々は作画担当の橘賢一さんのアシスタントに応募するために同作を集英社に持ち込んだそうです。

担当編集者の新藤正人さんは「絵はともかく、ストーリーは本当に面白かった。だから橘さんが絵を描くことになったんです」と連載までの経緯を話す。(産経新聞2014年8月6日)

貴家さんはまだ25歳で、本人としては漫画家になりたいという夢は捨ててないと思いますが「テラフォーマーズ」のヒットはこの分業があってこそでしょう。

テラフォーマーズ 1 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)

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